脳神経外科の特徴

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高度先進医療を行っています。

3TMRI 320列CT により正確な診断を行っています。
内視鏡システム、脳外科専用DSA装置を導入し、低侵襲な治療を行っています。
高難度手術可能な機器、高性能顕微鏡を導入しました。通常の脳外科用顕微鏡の約1.5倍の倍率まで拡大可能であり、0.5mm以下の血管縫合も可能です。
オペ室には脳血管撮影装置を導入し、開頭手術と血管内手術を同時に行えます。
最新のモニタリングシステムを導入し、安全に手術が行えるようにしました。

脳卒中治療が得意な宇都宮記念病院 脳神経外科の手術風景写真

脳神経外科専門医、専用の機械出し看護師、生理機能検査技師でチームを組み、より安全な治療を心がけ手術を行っています。

脳卒中治療が得意な宇都宮記念病院のモニタリング写真

MEP SEP VEP ABR 下位脳神経もモニタリングしています。必要に応じて日本臨床神経生理学会 脳・脊髄術中モニタリング技術師(高嶋浩一氏)が昼夜を問わず行います。

脳卒中治療が得意な宇都宮記念病院 脳神経外科の器械の写真

最新の器械を取り揃え、深部の微細な手術も可能です。


超急性期の脳卒中治療を24時間行っています。

宇都宮市内で発生した脳卒中患者さんが、遠方の施設まで搬送される事のないようにします。
また、栃木県内で発生した受け入れ先がない患者さんが、すぐに治療を受けられるように、24時間体制で超急性期の脳卒中治療を行っています。(最近ではコロナの影響で受け入れ困難でご迷惑をおかけして申し訳ありません。)中でも脳梗塞の患者さんでは、治療開始までの時間が予後に大きく影響するため、1分でも早く、迅速な治療を開始できるように体制を整えました。t-PA治療、血栓回収治療を24時間体制で行っています。血管内治療で血栓が取りきれない場合には開頭手術を緊急で行い血栓を除去できるように脳神経外科専用のope室を増設しました。また、脳血管撮影室には脳神経外科専用のDSA装置を設置しました。脳外科手術に訓練された看護師が迅速に手術の準備を行う為、開頭手術が必要な症例は、準備開始から30分以内に手術が可能です。


最良の外科治療をお届けします。

各分野のエキスパートと連携して治療を行える体制作りをしています。当院の治療で完結するように、地元の最後の砦として各分野で定評のある脳神経外科医と共に治療を行っています。


チーム医療を行っています。

重症患者様は集中治療室で管理し、早期より脳卒中専門のリハビリスタッフがリハビリを開始いたします。腎臓が悪い患者様の透析も専門のスタッフが行っています。


脳動脈瘤でお困りの方はご相談ください。

治療が難しく、お困りの場合はご相談ください。当科では下記の方についても対応いたします。

など


診療実績・施行実績

当科の外科治療の特徴は、数十ミクロン程度の血管や脳軟膜等、損傷しやすい脆弱な構造物を温存した丁寧な手術を行っている点です。動脈瘤が大型、あるいは複雑な形をしている場合は、ハイフローバイパスや深部バイパスなど種々のバイパスを併用して、瘤を完全に根治するよう心がけています。また、夜間でも術中に神経機能のモニタリングを行うことで、脳神経障害、麻痺等の合併症を未然に防ぐように心がけています。未破裂脳動脈瘤の術後合併症として、麻痺、脳神経障害、高次脳機能障害などが懸念されますが、上記手術を行うことで精度の高い安全な治療を提供することが可能です。(現在までに未破裂脳動脈瘤180例中mRS2以上の悪化は1例のみです。)また、くも膜下出血の合併症である脳血管攣縮により、一般的には15%-20%程度の患者さんが虚血症状を起こされますが、当院では手術中に徹底して脳槽に入り込んだ血腫を反対側まで洗浄して取り除くために、症候性の脳血管攣縮はほぼ起こりません。現在までに111例の治療を行いましたが、経過中に症候性の脳血管攣縮を起こされ、血管内治療を必要とした症例は3例です。また、くも膜下出血後に元の生活に戻れる方の割合(mRs 0から2)は、通常40%-50%程度と報告されていますが、当施設では79.4%です。109例中(現在治療中2名除く)、gradeIV, Vの重症くも膜下出血の患者様は41例(37.6%)含まれていたのですが、非常に良好な治療成績を得る事ができました。脳動脈瘤治療後の再発や、大型の脳動脈瘤で治療が難しいために他院で断られた方も一度ご相談ください。

2018年5月〜2024年3月31日まで

脳動脈瘤(直達術)
291例(バイパス併用例33例OA-calcarine、OA-PICA、M3-M3、A3-A3、STA-MCA、STA-ACA、STA-SCA、EC-RA-M2 OA-AICA)
頸動脈血栓内膜剥離術
68例
虚血に対する血行再建術
STA-MCA bypass 40例、STA-ACA bypass 2例、OAPICA bypass 1例、OA-MCA bypass 1例
もやもや病
5例(STA-MCA、STA-ACA、Target bypass)
脳動静脈奇形摘出術
16例
海綿状血管腫
6例(脳幹部2例)
脳腫瘍
87例
開頭脳内血腫除去術
92例
内視鏡下血腫除去術
9例
血管内手術
170例(血栓除去82例 動脈瘤コイル塞栓術21例 CAS15例 VAS1例 Onyx20例 NBCA19例 PTA3例 その他4例)
急性硬膜下血腫
23例
急性硬膜外血腫
5例
下垂体腫瘍(経鼻)
9例
外減圧
22例
MVD
10例
Embolectomy
11例
その他
321例(気管切開やスパイナルドレナージ等の処置は含めません)

随時実積をupします。


栃木県の脳神経外科疾患の最後の砦として取り組んでいます。

栃木県内で発生する治療困難な動脈瘤や脳腫瘍に対し、最良の治療を提供できるように取り組んでいます。
とちぎテレビでも取り上げられました。


外来診療表

 
午前 担当医 齊藤 柴田 串原 水成 齊藤第1・3・5
柴田第2・4
受付11:30まで
午後 担当医受付17:00まで 齊藤受付17:00まで 柴田受付17:00まで 串原受付17:00まで 水成受付17:00まで 齊藤第1・3・5
柴田第2・4
受付16:00まで
〒320-0811 栃木県宇都宮市大通り1-3-16
社会医療法人中山会
宇都宮記念病院
脳神経外科
〒320-0811
栃木県宇都宮市大通り1-3-16